当たり牌掴み率の分析
相手の当たり牌を自分のツモで引いた率を牌譜から数え、 山の残り枚数から出した「期待」 と比べる。
当たり牌を掴む確率は?
実際に掴んだ率と、 山の残りから計算した期待を比べた。
対象ツモ
4,769
24 試合
掴み率 (実際)
6.58%
314 回
期待掴み率
6.60%
期待 314.7 回
実際 / 期待
0.998
期待差 −0.02pt
実際
6.58%
期待
6.60%
1 ツモの
確率p =山と王牌に残る当たり牌山と王牌に残る牌
確率p =山と王牌に残る当たり牌山と王牌に残る牌
シャンテン数別の当たり牌掴み率
ツモ直前の自分のシャンテン数で分けた掴み率と期待。
掴み率 (実際)期待
差は偶然の範囲 (|z| < 2)- リーチ中498 ツモ8.03%7.46%
- 聴牌534 ツモ5.99%6.33%
- 一向聴1,636 ツモ6.30%6.72%
- 二向聴1,279 ツモ6.33%6.50%
- 三向聴以上822 ツモ7.06%6.16%
聴牌打牌が当たり牌になったら止めるか
聴牌を取る打牌が当たり牌のとき、 切らずに止めた率。
一向聴→聴牌
全部当たり
30.8%13 件
一部当たり
80.0%15 件
聴牌の継続
全部当たり
22.2%18 件
一部当たり
93.5%62 件
止めた当たり牌を切った
相手がリーチかどうかで止める率は変わるか
聴牌を取る打牌が全部当たり牌の場面の止める率。
一向聴→聴牌
リーチ者あり
33.3%6 件
ダマ・鳴きのみ
28.6%7 件
聴牌の継続
リーチ者あり
30.0%10 件
ダマ・鳴きのみ
12.5%8 件
当たり牌を見逃した率
出た機会
138
席ごとに数えた
見逃し
0
見逃し率 0.00%
うちオーラス
0
—
選手別の当たり牌掴み率
期待差の小さい (掴んでいない) 順に 全 12 人。
| 選手 | 全体 | シャンテン別 掴み率 | 止める率 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 掴み率 | 期待 | 期待差 | リーチ中 | 聴牌 | 1向聴 | 2向聴 | 3向聴〜 | 掴んで止め | 聴牌打牌止め | ||
| 3.41% | 6.63% | −3.23pt | 1.6% 1/64 | 0.0% 0/38 | 2.2% 3/134 | 2.2% 2/89 | 9.3% 8/86 | - | 0% 0/2 | ||
| 5.26% | 6.49% | −1.23pt | 5.0% 2/40 | 4.3% 3/69 | 7.7% 11/143 | 3.7% 5/135 | 4.3% 3/69 | 0% 0/3 | 0% 0/3 | ||
| 5.10% | 5.99% | −0.89pt | 0.0% 0/39 | 4.9% 2/41 | 9.9% 10/101 | 1.1% 1/90 | 6.1% 5/82 | 0% 0/2 | 0% 0/2 | ||
| 6.23% | 7.03% | −0.80pt | 8.3% 3/36 | 2.9% 1/35 | 7.3% 7/96 | 5.2% 5/96 | 6.9% 4/58 | - | 0% 0/1 | ||
| 6.28% | 6.83% | −0.55pt | 11.8% 4/34 | 6.4% 3/47 | 6.8% 12/176 | 2.4% 2/82 | 7.0% 3/43 | 67% 2/3 | 60% 3/5 | ||
| 6.38% | 6.45% | −0.06pt | 15.6% 5/32 | 4.2% 1/24 | 4.2% 4/96 | 7.7% 8/104 | 4.1% 3/73 | 0% 0/1 | 0% 0/2 | ||
| 6.60% | 6.39% | +0.20pt | 10.8% 4/37 | 9.0% 6/67 | 4.2% 8/189 | 5.1% 6/118 | 11.9% 7/59 | 60% 3/5 | 50% 3/6 | ||
| 7.48% | 7.05% | +0.43pt | 4.3% 1/23 | 6.5% 3/46 | 5.8% 8/137 | 8.4% 10/119 | 9.7% 10/103 | 67% 2/3 | 33% 1/3 | ||
| 7.00% | 6.27% | +0.73pt | 6.3% 3/48 | 11.1% 7/63 | 5.1% 9/178 | 10.2% 10/98 | 3.6% 2/56 | 50% 3/6 | 20% 1/5 | ||
| 7.54% | 6.59% | +0.95pt | 10.2% 6/59 | 3.3% 1/30 | 8.0% 14/176 | 7.2% 13/181 | 7.1% 7/98 | 0% 0/1 | 0% 0/1 | ||
| 8.30% | 7.25% | +1.05pt | 8.6% 3/35 | 12.0% 3/25 | 5.3% 5/95 | 11.9% 10/84 | 6.0% 3/50 | 67% 2/3 | - | ||
| 9.91% | 6.44% | +3.47pt | 15.7% 8/51 | 4.1% 2/49 | 10.4% 12/115 | 10.8% 9/83 | 6.7% 3/45 | 50% 1/2 | 0% 0/1 | ||
期待より掴んでいない期待より掴んでいる小さい数字は 回数 / 場面数
チーム別・席別の当たり牌掴み率
チーム・親と子・席順で分けた期待差。 バーは同じ目盛り。
親と子で掴み率は違うか
差は偶然の範囲 (|z| < 2)親+0.39pt
6.88% / 期待 6.49%
子−0.14pt
6.50% / 期待 6.63%
起家からの席順で掴み率は違うか
差は偶然の範囲 (|z| < 2)起家+0.20pt
6.86% / 期待 6.66%
2番目+0.20pt
6.56% / 期待 6.36%
3番目−0.41pt
6.40% / 期待 6.80%
4番目−0.06pt
6.52% / 期待 6.57%
期待より掴んでいない期待より掴んでいる
この分析の見方
当たり牌: その時点で相手がロンできる牌。 相手が聴牌していて (リーチ・役のあるダマ・鳴いて役のある聴牌)、 その牌で和了ると役がつき、 フリテンでない待ち牌を数える。 相手が複数いれば牌の種類を合わせる。
対象ツモ・掴んだ: 相手に当たり牌が 1 種類以上あるときの自分のツモが対象ツモ。 そのツモ牌が当たり牌だったら掴んだとする。
確率 p: 1 ツモごとに、 山と王牌に実際に残っている当たり牌の枚数 ÷ 山と王牌に残っている牌の総数。 残りの牌は、 全員の手牌 (相手の伏せた手牌も含む)・河・副露・ドラ表示牌を除いたもの。 牌譜で全員の手牌が分かるので、 打っている本人には見えない「神の視点」 で本当に引く確率になる。
期待・期待差: 期待 = 対象ツモの p の合計 (Σp)、 期待掴み率 = Σp ÷ 対象ツモ、 期待差 = (実際に掴んだ回数 − Σp) ÷ 対象ツモ。 期待差がマイナスなら確率より掴んでいない (運が良い)。 実際 / 期待 が 1 に近いほど、 p の計算が実際の引きと合っている。
止める率: 一向聴から聴牌が取れるツモ (一向聴→聴牌) と、 聴牌中のツモ (聴牌の継続) で、 聴牌を取る (保つ) 打牌が当たり牌になる場面を数えた。 全部当たり は聴牌になる打牌がすべて当たり牌で、 聴牌を取るには当たり牌を切るしかない場面。 一部当たり は当たり牌以外を切っても聴牌になる場面。 止める率 = 当たり牌を切らなかった割合 (別の牌で聴牌 / 聴牌を取らなかった)。 リーチ中は打牌を選べないので対象外。
リーチ者あり / ダマ・鳴きのみ: 全部当たりの場面を、 当たり牌を持つ相手にリーチ者がいる場合と、 ダマ・鳴きの聴牌だけの場合に分けた。 リーチは聴牌が分かるが、 ダマや鳴きの聴牌は外から分かりにくい。
見逃し: 当たり牌を持っていた席に、 その牌が出た機会のうち、 誰もロンしなかった割合。 頭ハネで別の席がロンした分は機会に数えない。 オーラスは、 その試合の最終局 (本場が積まれた局を含む)。 オーラスは着順の条件でロンを見送ることがあるので分けて数えた。
選手・チーム・親子・席順: 選手は掴み率の期待差ランキングに載っている選手 (期待 = 掴み率 − 期待差)。 チームは試合時点の所属チームで、 所属選手のツモを合算した。 親子は自分が親の局と子の局のツモ、 席順は起家 (東 1 局の親) から数えた座り順。
シャンテン数別: 対象ツモを、 ツモ直前 (13 枚) の自分のシャンテン数で分けた。 リーチ中 = リーチをかけた後のツモ、 聴牌 = リーチをかけていない聴牌 (ダマ・鳴き)、 一向聴・二向聴、 三向聴以上 (まとめて 1 区分)。 右の数字は上が掴み率 (実際)、 下が期待掴み率。 期待はその区分の対象ツモの p を合計して出した。 リーチ中は打牌を選べないので、 掴んだ当たり牌は切るしかない (押すしかない)。 それ以外の区分では、 掴んだあと止めるかどうかを選べる。
選手表の追加の列: シャンテン別 掴み率は上の区分を選手ごとに出したもので、 期待より掴んでいない (低い) と橙、 掴んでいる (高い) と青で塗った (小さい数字は 掴んだ回数 / 対象ツモ)。 掴んで止め = 聴牌中 (リーチ以外) に当たり牌を掴んで、 その牌を切らなかった率。聴牌打牌止め = 一向聴→聴牌・聴牌の継続で、 聴牌を取る (保つ) 打牌が全部当たり牌の場面で、 当たり牌を切らなかった率。 小さい数字は 止めた回数 / 場面数で、 場面が無ければ「-」。 1 シーズンでは区分ごと・場面ごとの回数が少ないので、 通算 (歴代) と合わせて読む。
偶然の範囲 (|z| < 2): z = (掴んだ回数 − 期待) ÷ √期待。 期待との差が標準誤差の 2 倍未満なら、 偶然のばらつきで説明できる範囲とみなす。 多くのチームや席を並べると、 偶然でも 2 倍を超えるものが出ることがある。
▼ もっと詳しく (分母に王牌を入れる理由 / 選手差の読み方)▲ 折りたたむ
分母を山と王牌にする理由: 分母を山 (生牌) だけにすると、 王牌にある当たり牌まで分子に入って期待が膨らむので、 山と王牌の両方を分母にしている。 局ごとに 1 − Π(1 − p) で「1 回以上掴む確率」 を出す方法は、 和了で局が打ち切られると偏るので使わない。
選手差の読み方: 選手やチームの掴み率の差は、 大半が偶然のばらつきで、 翌シーズンにはほとんど持ち越さない。 1 シーズンのツモ数では、 期待どおりに引いていても選手ごとに差が出るので、 差を見るときは期待差と、 通算 (歴代) の値を合わせて読む。
数字はすべて Mリーグの牌譜を 1 局ずつ再生して数えた実測値で、 試合が終わると翌朝に更新される。 手牌を追えなかった局 (牌譜の記録の誤りなど) は除いている。
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