麻雀の符計算のやり方

20 符スタートに「アガリ方・刻子・雀頭・待ち」を足して切り上げるだけ。一覧表と例題 3 問で数えられるようになります。

符計算 (フけいさん) とは、アガった手の細かい得点単位「符」を数える手続きです。麻雀の点数は 役の大きさを表す翻 (ハン)と、手の構成の細かさを表す符 (フ)の 2 つの掛け算で決まります。翻は役とドラを数えるだけですが、符は手の形 (アガリ方・刻子・雀頭・待ち) から加算していきます。

といっても実際にやることは少なく、「20 符に足していき、最後に 1 の位を切り上げる」だけです。順番に見ていきましょう。

符計算のやり方【5 ステップ】

  1. ①どんなアガリでも 20 符からスタート (副底)

    全アガリ共通の基本符です。ここに以下の要素を足していきます。

  2. ②アガリ方の符を足す — 門前ロン +10 符 / ツモ +2 符

    門前 (メンゼン = 鳴いていない状態) でロンすると +10 符。ツモは鳴いていても +2 符です。

  3. ③刻子・槓子の符を足す — 順子は 0 符

    同じ牌 3 枚の刻子 (コーツ) と 4 枚の槓子 (カンツ) だけに符が付きます。連続 3 枚の順子 (シュンツ) は 0 符。「ポンした明刻より自力の暗刻が 2 倍」「2〜8 の中張牌より 1・9・字牌の幺九牌が 2 倍」「カンでさらに 4 倍」と覚えます。

  4. ④雀頭と待ちの符を足す

    雀頭 (アタマ) が役牌 (三元牌・場風・自風) なら +2 符。待ちが単騎・嵌張・辺張なら +2 符。両面とシャンポンは 0 符です。

  5. ⑤合計の 1 の位を切り上げる

    例: 32 符 → 40 符。例外は平和ツモの 20 符と七対子の 25 符で、この 2 つは切り上げません。

符の一覧表 (加算早見表)

スタート (副底)
すべてのアガリ共通ここに以下を足していく20 符
アガリ方
門前ロン (鳴かずにロン)+10 符
ツモ平和ツモは例外 (20 符固定)+2 符
刻子・槓子 (同じ牌 3 枚・4 枚)
明刻 (ポン / ロンで完成)・中張牌 (2〜8)+2 符
明刻・幺九牌 (1・9・字牌)+4 符
暗刻 (自力で 3 枚)・中張牌+4 符
暗刻・幺九牌+8 符
明槓 (カン)・中張牌 / 幺九牌+8 符 / +16 符
暗槓・中張牌 / 幺九牌+16 符 / +32 符
雀頭 (アタマの 2 枚)
役牌 (三元牌・場風・自風)+2 符
それ以外の牌+0 符
待ちの形
単騎・嵌張 (カンチャン)・辺張 (ペンチャン)+2 符
両面 (リャンメン)・シャンポン+0 符

幺九牌 (ヤオチューハイ) = 1・9・字牌、中張牌 (チュンチャンパイ) = 2〜8 の数牌。明刻 = ポンやロンで完成した刻子、暗刻 = 鳴かずに自力で揃えた刻子。

符計算の覚え方 — 「2・4・8」の倍々だけ

表を丸暗記する必要はありません。刻子の符は「中張牌の明刻 = 2 符」を基準に、暗刻で 2 倍・幺九牌で 2 倍・カンで 4 倍という倍々構造です。 それ以外の加算は「門前ロン 10」「ツモ 2」「役牌雀頭 2」「悪い待ち (単騎・嵌張・辺張) 2」の 4 つだけ。

さらに実戦では、アガリの大半が 30 符・40 符に収まります。「順子中心の手はだいたい 30〜40 符、暗刻が 2 つ以上あれば 50 符もある」という相場感を持っておくと、細かく数えなくても点数を読み違えにくくなります。

先に覚える例外 — 平和・七対子・喰い平和

平和 (ピンフ)

ツモは 20 符固定、門前ロンは 30 符。符の付く要素がない役なので計算不要。

七対子 (チートイツ)

25 符固定。切り上げなし、加算なし。

喰い平和形

鳴いていて加算が 1 つもない形は 30 符として扱う (20 符のままにしない)。

例題で練習 (3 問)

例題 1: 平和の門前ロン

2m3m4m6m7m8m3p4p5p5s6s9s9s
ロン7s7s

順子 4 つ + 役牌でない雀頭 + 両面待ち = 平和。子のロンで 1,000 点 (30 符 1 翻)。

▶ 答えと数え方を見る
  1. この手は平和 (ピンフ)。符が付く要素が 1 つもない形なので、加算の計算は不要
  2. 平和の門前ロンは 30 符固定 (副底 20 符 + 門前ロン 10 符)

答え: 30 符

例題 2: タンヤオ・嵌張待ちの門前ロン

2m3m4m6m7m8m3p4p5p8s8s4s6s
ロン5s5s

4索・6索で 5索を待つ嵌張待ち。子のロンで 1,300 点 (40 符 1 翻)。

▶ 答えと数え方を見る
  1. 副底 20 符
  2. 門前ロン +10 符
  3. 面子は順子 4 つで +0 符、雀頭 (8索) も役牌でないので +0 符
  4. 嵌張待ち +2 符 → 合計 32 符
  5. 1 の位を切り上げて 40 符

答え: 40 符

例題 3: 暗刻ありのツモ

2m3m4m5p5p5p7p8p9p3s4s西西
ツモ5s5s

5筒の暗刻を持つメンゼンツモ。子のツモで 300 / 500 (30 符 1 翻)。

▶ 答えと数え方を見る
  1. 副底 20 符
  2. ツモ +2 符
  3. 5筒の暗刻 (中張牌) +4 符
  4. 雀頭の西は役牌でない (東場・南家の場合) ので +0 符、両面待ち +0 符 → 合計 26 符
  5. 1 の位を切り上げて 30 符

答え: 30 符

もっと数えたい方は点数計算の練習問題 (クイズ 15 問)へ。手牌を入れると符の内訳まで自動計算する点数計算機で答え合わせもできます。

符計算がいらないケース — 満貫以上

満貫(子 8,000 点 / 親 12,000 点) 以上は、符に関係なく翻数だけで点数が決まります。目安は 5 翻以上、または 4 翻 40 符以上。 Mリーグでは切り上げ満貫が採用されており、4 翻 30 符・3 翻 60 符も満貫に切り上がります。 つまり符計算が本当に必要なのは 1〜4 翻の手だけで、その大半は 30 符か 40 符です。

符計算のよくある質問

符計算は覚えないと麻雀を打てませんか?

打てます。満貫 (目安 5 翻、または 4 翻 40 符以上) からは符に関係なく点数が決まるうえ、実戦のアガリの多くは 30 符か 40 符に収まります。まず「30 符・40 符の点数」だけ覚え、細かい加算は当サイトの点数計算機で確認しながら慣れるのが近道です。

平和 (ピンフ) は何符ですか?

平和ツモは 20 符固定、平和の門前ロンは 30 符 (副底 20 符 + 門前ロン 10 符) です。平和は「符が付く要素がない手」に付く役なので、加算の計算は不要です。

七対子 (チートイツ) は何符ですか?

25 符固定です。切り上げも行いません。刻子や待ちの形による加算は一切ありません。

符の切り上げとはどういう意味ですか?

加算した合計の 1 の位を 10 符単位に切り上げることです。例えば合計 32 符なら 40 符として点数を計算します。例外は 20 符 (平和ツモ) と 25 符 (七対子) で、この 2 つはそのまま使います。

鳴いた手 (副露した手) の符はどうなりますか?

計算方法は同じですが、門前ロンの +10 符が付きません。また、鳴いた平和形 (加算が何もない形) は例外的に 30 符として扱います (喰い平和)。ポンで作った明刻は、自力で揃えた暗刻の半分の符になります。

🧮 点数計算のやり方

符 × 翻から点数を出す全体の流れと練習問題 15 問。

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📊 点数早見表

符 × 翻の交点で点数がすぐ引ける一覧表。

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手牌を入力すると符の内訳まで自動計算 (Mリーグルール)。

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