1翻

麻雀の役搶槓

槍槓 / チャンカン

状況役 / よみ: ちゃんかん

搶槓の手牌例 (聴牌 + 和了牌)

搶槓の手牌例 (麻雀の役)

他家が「6m をポン → 4 枚目を加槓」 しようとした瞬間、 自分の 7m-8m 両面待ちに刺さってロン → 搶槓成立。

搶槓とは

搶槓 (チャンカン) とは、 他家がポンした牌に同じ牌を 1 枚足して加槓 しようとした瞬間、 その牌が自分の待ち牌だった場合に ロンで奪い取る 1 翻役。 「人の槓を横取りする」 珍しい状況役。

搶槓の成立条件

  • ✓他家が加槓 (= ポンした刻子に同じ牌をもう 1 枚加える) を宣言する
  • ✓その牌が自分のロン待ちであること
  • ✓暗槓は搶槓の対象外 (= 国士無双で暗槓にロンできるかはルールによる)

槍槓の成立条件 (加槓の牌でロン)

槍槓 (チャンカン) は、他家がポンしている刻子に 4 枚目を足す「加槓 (カカン)」をした瞬間、その牌でロン和了する 1 翻役です。加槓の牌は一度場に見せる形で公開されるため、それを自分の待ち牌として「ロン」できる、というルールです。

成立するのは加槓に対してだけで、他家の暗槓 (自分の手の中だけで行うカン) はロンできません。国士無双だけは暗槓に対しても槍槓を認めるルールがあり、扱いはルールにより異なります。フリテン (自分の捨て牌に待ち牌がある状態) のときは通常のロンと同じく槍槓もできません。

槍槓と一発・カンドラの関係

槍槓でロンした場合、加槓した人が引くはずだった嶺上牌 (リンシャンパイ) は引かれず、新しいカンドラもめくられません (一般的なルール)。カンが成立する前に和了が優先されるためです。

また、リーチ後 1 巡以内の槍槓なら一発も付くのが一般的です。槍槓は「相手のカン宣言」という自分では起こせない条件で成立する状況役なので、狙って作る役ではなく、待ち牌が相手の刻子と重なっていたときに起こる偶然の役です。

槍槓の読み方・別名 (チャンカン・搶槓)

槍槓は「チャンカン」と読みます。正式な表記は「搶槓」で、「搶」は中国語で「奪い取る」という意味です。相手のカン (槓) を横取りして和了することからこの名前が付いており、日本では表記揺れとして「槍槓」と書かれることも多くあります。

同じ「状況役」の仲間に、カン後の嶺上牌で和了する嶺上開花、最後のツモで和了する海底摸月、最後の捨て牌でロンする河底撈魚があります。いずれも 1 翻で、鳴いていても成立します。

搶槓と一緒に成立しやすい役・同時に成立しない役

搶槓 (槍槓) は他家の加槓の牌でロンすれば手の形を問わず付くので、ロンで和了できる手ならほとんどの役と一緒に成立します。リーチをかけていればリーチ・裏ドラも付き、平和・タンヤオ・一盃口などの手役とも重なります。鳴いた手でも成立するため、役牌や喰いタン (鳴いて作るタンヤオ) の手でも搶槓でロンできます。ただし加槓される牌は 4 枚目で、自分の手には 1 枚もないため、待ちは両面・嵌張・辺張 (と国士無双の単騎待ち) に限られます。そのため、シャンポン待ちや単騎待ちで和了する対々和・七対子とは重なりません。

逆に、ツモ和了で付く役とは原理的に同時に成立しません。メンゼンツモ (鳴いていない手でツモ和了すると付く 1 翻) と、最後のツモ牌で和了する海底摸月がこれにあたります。カンをした人が嶺上牌を引く前に和了が決まるので、嶺上開花 (カンをした本人がその嶺上牌で和了する役) とも重なりません。最後の捨て牌でロンする河底撈魚とも一緒にはなりません。

搶槓のメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • −他家が加槓してくれないと発生しない (= ほぼ完全に運)
  • −暗槓では成立しない (= 国士無双の扱いはルールによる)
  • −成立条件が揃いにくく、 実戦での出現は極めて少ない

搶槓の狙い方・コツ

  • ▸他家がポンした刻子に 4 枚目を加える加カンに対して、その牌でロンできる唯一の例外的な役。
  • ▸自分の待ち牌を他家が加カンした瞬間だけ成立する、非常に珍しい偶然役。

搶槓の注意点・よくある勘違い

  • !暗カンにはロンできない (国士無双の暗カンロンを認める団体もあるが、ルールによる)。
  • !狙って出せる役ではないため、成立条件だけ覚えておけば十分。

搶槓の押さえておきたいルール

2件
展開

暗槓は搶槓対象外 (= 国士はルール次第)

暗槓は手の内で行うため搶槓されない。 ただし「国士無双の搶槓」 を認める一部のルールでは、 暗槓に対しても国士の和了は可能。

フリテン中は搶槓不可

通常のロンと同様、 フリテン状態 (= 自分の捨て牌に待ち牌が含まれる) では搶槓もできない。

搶槓のMリーグ出現率・通算データ

通算出現
3回
和了に占める出現率
0.02%
分母: 全和了 19,398
1試合平均
0.00回
分母: 1,988 試合
和了時 平均打点
8,100点

シーズン別 出現率の推移

搶槓を多く和了した選手 TOP 5

  1. 1
    小林剛
    小林剛
    U-NEXT Pirates
    1 回›
  2. 2
    竹内元太
    竹内元太
    セガサミーフェニックス
    1 回›
  3. 3
    茅森早香
    茅森早香
    セガサミーフェニックス
    1 回›

搶槓の和了率が高い選手 TOP 5

自分の全和了に対する 搶槓 の比率 (= 試合数の差を補正)。 出現が少ないため全選手で集計
  1. 1
    竹内元太
    竹内元太
    セガサミーフェニックス
    0.5%
    1/217
    ›
  2. 2
    茅森早香
    茅森早香
    セガサミーフェニックス
    0.2%
    1/544
    ›
  3. 3
    小林剛
    小林剛
    U-NEXT Pirates
    0.2%
    1/657
    ›

搶槓と複合しやすい役 (Mリーグの実データ)

Mリーグで搶槓が付いた和了 3 回のうち、 一緒に成立した役 (ドラ・赤・裏ドラを除く)。

搶槓のMリーグでの実例

直近の和了 (打点はリーチ棒抜き・本場込み)
  1. 25-02-21
    小林剛
    小林剛
    U-NEXT Pirates
    4,300点›
  2. 24-10-08
    竹内元太
    竹内元太
    セガサミーフェニックス
    8,000点›
  3. 20-10-16
    茅森早香
    茅森早香
    セガサミーフェニックス
    12,000点›

搶槓のよくある質問

麻雀の搶槓とは何ですか?

搶槓 (チャンカン) とは、 他家がポンした牌に同じ牌を 1 枚足して加槓 しようとした瞬間、 その牌が自分の待ち牌だった場合に ロンで奪い取る 1 翻役。 「人の槓を横取りする」 珍しい状況役。

搶槓は何翻ですか?

搶槓は1翻・状況役の役です。 Mリーグ実データでは和了時の平均打点は約8,100点です。

搶槓はどのくらいの頻度で出ますか?

Mリーグでは全和了のうち0.02% (通算3回) 出現しています。

搶槓と合わせて覚えたい役は?

嶺上開花 (1翻)、海底摸月 (1翻)、河底撈魚 (1翻)が関連する役です。

搶槓でロンされると、加槓した人の手はどうなりますか?

カンは成立せず、加槓しようとした人がその牌で放銃 (ロンされること) したのと同じ扱いになります。加槓した人は嶺上牌を引けず、局はそこで終わります。

他家の大明槓 (捨て牌でするカン) の牌でも搶槓できますか?

できません。搶槓の対象は加槓です。大明槓は他家の捨て牌を使うカンなので、その牌が捨てられた時点で、和了牌なら通常のロンができます。

加槓の牌が和了牌なのにロンしなかったらどうなりますか?

一般的なルールでは、通常の捨て牌を見逃したときと同じくフリテンになります。次に自分が牌を捨てるまではロンできず、リーチ中ならその局の間ずっとロンできなくなります (ツモ和了はできます)。

加槓の牌で 2 人が同時にロンできるときはどうなりますか?

通常のロンと同じ扱いです。2 人とも和了できる (ダブロン) かどうかはルールによって異なり、Mリーグはダブロンなしの頭ハネなので、加槓した人から見て下家 (右隣) 側に近い人だけが和了します。

搶槓の点数の調べ方

搶槓の点数は「翻数 × 符」で決まります。 搶槓は1翻なので、 他の役やドラを足した合計翻数と、 手の形 (アガリ方・刻子・雀頭・待ち) で決まる符を点数表で引けば点数がわかります。 5 翻以上は符に関係なく満貫からの固定点です。

麻雀の点数表 (早見表)符計算早見表点数計算機 (Mリーグルール)

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