麻雀の役平和
ピンフメンゼン限定 / よみ: ぴんふ
平和の手牌例 (聴牌 + 和了牌)

順子 3 つ + 9s の雀頭 (= 役牌ではない) + 7m-8m の両面待ち。 例では 6m が出てロン和了。

ツモ和了でも平和は成立します。5s-6s の両面待ちで 4s をツモ (平和 + メンゼンツモ)。ツモ符が付かないので 20 符で計算します。

雀頭が西の形。東場の南家から見ると、西は場風でも自風でもない「オタ風」(= 役にならない風牌) で符が付かないので、平和になります。4m-5m の両面待ちで 6m をロン。

順子だけで雀頭も数牌ですが、1m-3m の嵌張待ち (間の 2m だけを待つ形) で和了しているので平和になりません。平和は両面待ちでの和了が条件です。

順子だけで両面待ちでも、雀頭が中 (三元牌 = いつでも役牌) なので平和になりません。
平和とは
平和の成立条件
- ✓鳴いていない (ポン・チー・明槓をしていない) こと
- ✓面子 4 つすべてが順子 (= 連続 3 牌) であること
- ✓雀頭 (= 同じ牌 2 枚のペア) が役牌 (= 場風・自風・三元牌) でないこと
- ✓待ちが両面待ち (= 左右どちらでも和了できる形) であること
平和の点数の例 (上の手牌例で計算)
| 子ロン | 子ツモ | 親ロン | 親ツモ | |
|---|---|---|---|---|
| リーチなし | 1,0001翻30符 | 1,5002翻20符 | 1,5001翻30符 | 2,1002翻20符 |
| リーチあり | 2,0002翻30符 | 2,7003翻20符 | 2,9002翻30符 | 3,9003翻20符 |
点数は雀カクの点数計算エンジン (Mリーグルール: 切り上げ満貫あり・数え役満なし) で算出。 ドラ・本場・供託は含まない。 ツモは支払いの合計。 子は南家・親は東家、 場風は東で計算。
平和の条件 4 つ (順子・役牌でない雀頭・両面待ち・メンゼン)
平和 (ピンフ) の条件は 4 つあり、すべて同時に満たす必要があります。①メンゼン (= ポン・チー・明槓をしていない)、②4 つの面子がすべて順子 (シュンツ = 連続する 3 枚)、③雀頭が役牌でない (雀頭 = アタマの 2 枚。役牌 = 白・發・中、場風、自風)、④両面待ち (リャンメン = 左右どちらの牌でも和了できる待ち) で和了すること。
名前の「平和」は「符 (フ) の付く要素が何もない平らな手」という意味です。刻子 (同じ牌 3 枚)、役牌の雀頭、両面以外の待ちはいずれも符が付く要素なので平和になりません。オタ風 (= 役にならない風牌) の雀頭は符が付かないため、平和として認められます。
平和の点数 (ツモ 20 符 / ロン 30 符)
平和にならない形 (嵌張・辺張・単騎、役牌雀頭)
平和になれない代表的な形は 3 つです。嵌張 (カンチャン) = 4-6 で 5 を待つような真ん中待ち、辺張 (ペンチャン) = 1-2 で 3、8-9 で 7 を待つ端の待ち、単騎 (タンキ) = 雀頭の片割れを待つ形。これらは待ち符 2 符が付くため平和になりません。また、雀頭が役牌 (白・發・中、場風、自風) だと雀頭符が付くので、これも不可です。
注意したいのは、両面にも別の形にも取れる多面待ちの場合です。例えば 2-3-4-4 で 4 を和了したとき、「2-3-4 + 4 単騎」とも「4-4 雀頭 + 2-3 の両面で 4」とも解釈できます。この場合は平和として (= 高い方の点数で) 申告できます。
平和と一緒に成立しやすい役・同時に成立しない役
平和は順子だけで作るメンゼンの役なので、順子で作る役とよく一緒に成立します。代表はリーチ・タンヤオ・一盃口・三色同順・一気通貫で、ツモ和了ならメンゼンツモも付きます。順子をすべて 1-2-3 か 7-8-9 にして、雀頭を 1・9 の数牌にすれば純チャン、オタ風 (役にならない風牌) にすればチャンタとも複合できます。1 色の数牌だけでそろえれば清一色、オタ風の雀頭と 1 色の順子なら混一色とも一緒に成立します。
逆に、刻子 (同じ牌 3 枚) を必要とする役とは原理的に同時に成立しません。対々和・三暗刻・三色同刻、そして役牌 (字牌の刻子で 1 翻) がこれにあたります。また、面子を作らない七対子も平和とは複合しません。平和はメンゼン限定なので、ポン・チーをした手では平和そのものが付きません。
平和のメリット・デメリット
平和の狙い方・コツ
平和の注意点・よくある勘違い
平和の押さえておきたいルール
1件展開
平和の押さえておきたいルール
1件20 符固定
ツモ和了でも符が増えず 20 符のまま (= ツモ符 2 符が付かない)。 子のリーチ平和ツモなら 20 符 3 翻で 700/1300 点。
平和のMリーグ出現率・通算データ
シーズン別 出現率の推移
平和を多く和了した選手 TOP 5
平和の和了率が高い選手 TOP 5
平和と複合しやすい役 (Mリーグの実データ)
平和のMリーグでの実例
平和のよくある質問
麻雀の平和とは何ですか?
平和 (ピンフ) とは、 鳴いていない手で 順子だけで構成し、 役牌でない雀頭、 両面待ちで和了 したときに成立する 1 翻役。 リーチ・タンヤオ・三色・一盃口など他の役と複合しやすく、 高頻度で出てくる代表的なメンゼン役。
平和は何翻ですか?
平和は1翻・メンゼン限定の役です。 Mリーグ実データでは和了時の平均打点は約8,400点です。
平和はどのくらいの頻度で出ますか?
Mリーグでは全和了のうち24.4% (通算4,736回) 出現しています。
平和と合わせて覚えたい役は?
リーチ (1翻)、タンヤオ (1翻)、一盃口 (1翻)、三色同順 (2翻)が関連する役です。
平和はツモでも成立しますか?
一般的なルールでは成立します。ツモ和了ならメンゼンツモの 1 翻も加わり、符はツモ符が付かない 20 符で計算します (「ピンヅモ」と呼ばれます)。
役牌を雀頭にしても平和になりますか?
なりません。雀頭が役牌 (白・發・中、場風、自風) だと符が付くため、平和の条件を満たしません。役にならない風牌 (オタ風) や数牌の雀頭なら平和になります。
鳴いた手でも平和になりますか?
なりません。平和はメンゼン限定の役で、ポン・チー・明槓を 1 回でもすると成立しません。順子だけで両面待ちの形でも、チーをしていれば平和は付きません。
平和とタンヤオは一緒に付きますか?
付きます。2〜8 の数牌だけを使い、順子と役牌でない雀頭、両面待ちで和了すれば、平和とタンヤオの両方が成立します。「ピンタン」と呼ばれ、メンゼンの手でよく見る組み合わせです。
平和の点数の調べ方
平和の点数は「翻数 × 符」で決まります。 平和は1翻なので、 他の役やドラを足した合計翻数と、 手の形 (アガリ方・刻子・雀頭・待ち) で決まる符を点数表で引けば点数がわかります。 5 翻以上は符に関係なく満貫からの固定点です。












