戦術

麻雀のワンチャンス

壁

よみ: わんちゃんす

ワンチャンスとは

ワンチャンスとは、 ある数牌が場に 3 枚見えていて、 その牌を使う両面ターツ (両面待ちの 2 枚組) が作りにくくなっている状態、 またはそれを根拠にした安全度の推測。 例: 8m が 3 枚見えていれば、 78m の両面 (= 6m-9m 待ち) は残り 1 枚の 8m を相手が持っていないと作れないので、 9m は両面待ちに対してやや安全。 4 枚すべて見えている「ノーチャンス」 なら 78m は作れず、 9m は両面待ちには当たらない (シャンポン・単騎には当たる)。

ワンチャンスに当たる牌

場に 3 枚見えている 8m (ワンチャンス)
八萬八萬八萬
78m の両面 (6m-9m 待ち) が作りにくくなり、両面待ちには当たりにくくなる 9m
九萬

ワンチャンスとは (壁の考え方)

ワンチャンスとは、 ある数牌が場に 3 枚見えているとき、 その牌を使った両面待ちは作りにくい と推測する守備の考え方です。 麻雀の牌は同じものが 4 枚ずつしかないので、 3 枚見えていれば残りは 1 枚だけ。 例えば 8m が 3 枚見えていると、 相手が 7m8m の両面ターツ (= 6m と 9m を待つ形) を持つには残り 1 枚の 8m を持っていなければならず、 その可能性は低くなります。 そのため 9m は、 両面待ちに対しては「やや安全」 と判断できます。

見えている枚数を数える対象は、 自分の手牌・全員の捨て牌・副露 (ポン・チー・カンで公開された牌)・ドラ表示牌です。 河 (捨て牌) だけでなく自分の手の中も忘れずに数えるのがコツです。

ワンチャンスとノーチャンスの違い

3 枚見えているのが「ワンチャンス」、 4 枚すべて見えているのが「ノーチャンス」 です。 ノーチャンスならその牌を使った両面ターツ (8m が壁なら 7m8m) はどうやっても作れないので、 その両面待ち (6m-9m) は完全に否定できます。 ワンチャンスは残り 1 枚があり得るぶん、 確率が下がるだけで 100% ではありません。

ただし、 どちらも否定できるのは「壁の牌を使った両面待ち」 だけです。 9m は 9m9m のシャンポン待ちや 9m 単騎待ちには当たります。 また 6m は、 7m8m の両面 (6m-9m 待ち) が否定されても 4m5m の両面 (3m-6m 待ち) には当たるので、 両面待ちに対しても半分しか安全になりません。 「ワンチャンス = 安全牌」 ではなく、 「特定の両面待ちには当たりにくい牌」 と理解しておきましょう。

ワンチャンスの具体例 (何枚見えているか数える)

例えば、 自分の手牌に 8m が 2 枚あり、 河に 8m が 1 枚捨てられているとします。 合計 3 枚見えているので、 相手が 7m8m で 6m-9m を待つには残り 1 枚の 8m を持っていなければならず、 9m は両面に対しては通りやすい牌になります。 相手がその牌をポンして晒している場合も同じように数えられます。

逆に、 見えているのが 2 枚の状態を「ツーチャンス」 と呼ぶこともありますが、 実戦で安全度の根拠にできるのはワンチャンスとノーチャンスまでと考えるのが一般的です。

ワンチャンスの読み方・別名 (壁)

読み方は「ワンチャンス」 で、 見えている牌が壁のように両面待ちをふさぐイメージから 「壁 (カベ)」 とも呼ばれます。 「8m が壁になっている」 「壁の外側の 9m」 のように使います。 英語風の呼び方ですが日本の麻雀で定着した用語で、 「一発逆転のチャンス」 という意味の日常語のワンチャンとは別物です。

初心者がワンチャンスで気をつけること

ワンチャンスは、 現物 (相手が捨てた牌) やスジと組み合わせて安全度の順位を決めるための材料です。 優先順位は「現物 > ノーチャンス・スジ > ワンチャンス」 程度に考え、 押し引きの判断が微妙なときの後押しとして使います。

また、 ワンチャンスで否定できるのは壁の牌を使った両面待ちだけです。 シャンポン待ちや単騎待ち、 残り 1 枚をちょうど相手が持っている場合には当たるので、 放銃したときの失点の大きさも合わせて判断しましょう。

ワンチャンスのメリット・デメリット

MERIT

  • +見えている牌から安全度を推測できる
  • +ノーチャンス (= 4 枚見え) なら、その牌を使う両面待ちは完全に否定できる

DEMERIT

  • −ワンチャンス (= 3 枚見え) は確率が下がるだけで 100% ではない
  • −否定できるのは両面待ちだけで、シャンポン・単騎などには当たる
  • −見落とすと誤判断

ワンチャンスのよくある質問

麻雀のワンチャンスとは何ですか?

ワンチャンスとは、ある数牌が場に 3 枚見えていて、 その牌を使う両面ターツ (両面待ちの 2 枚組) が作りにくくなっている状態、 またはそれを根拠にした安全度の推測。 例: 8m が 3 枚見えていれば、 78m の両面 (= 6m-9m 待ち) は残り 1 枚の 8m を相手が持っていないと作れないので、 9m は両面待ちに対してやや安全。

ワンチャンスの読み方は?

「わんちゃんす」と読みます。「壁」とも呼ばれます。

字牌にもワンチャンスはある?

ありません。ワンチャンスは数牌の両面ターツが作れるかどうかを考える方法なので、順子を作れない字牌には使いません。字牌は場に見えている枚数が多いほど、シャンポン待ちや単騎待ちで当たる可能性が下がる、という別の見方で安全度を判断します。

壁になった牌の、どちら側が安全になる?

壁 (4 枚見え) の牌を使う両面ターツが作れなくなるので、両面待ちでは壁の外側 (端に近い側) の牌が当たらなくなります。たとえば 8 が壁なら 9、7 が壁なら 8 と 9、3 が壁なら 1 と 2 が目安です。4〜6 が壁のときは、もう一方の両面待ちが残る牌もあるので、1 枚ずつ待ちの形を確かめます。

ワンチャンスの関連用語・関連する役