行為

麻雀の押し引き

押し / 引き

よみ: おしひき

押し引きとは

押し引きとは、 他家のリーチや仕掛けに対して、 自分の手を進めて勝負する (= 押す) か、 安全に守る (= 引く / オリる) かの判断。 自分の手の打点・聴牌速度・待ちの良さ、 相手の打点、 局面 (= 順位・残り局) を総合して決める。 麻雀の強さを最も左右する技術領域。

図で見る押し引き

押す: 良い聴牌なら危ない牌も切る
押す: 良い聴牌なら危ない牌も切る (麻雀の押し引きの図)

タンヤオ・平和の 5索・8索 待ちで聴牌している。 引いた 4索 がリーチした人に通っていない牌 (現物でもスジでもない) でも、 手が良いので切って勝負する。

引く: 遠い手なら現物を切って降りる
引く: 遠い手なら現物を切って降りる (麻雀の押し引きの図)

聴牌まで遠い 2 向聴の手。 リーチした人の河に 7萬 がある (現物) なら、 手がさらに遠くなっても 7萬 を切って降りる。

押し引きとは (押す・引くの判断)

押し引きとは、 相手のリーチや高そうな仕掛け (鳴き) に対して、 自分の手を進めて勝負する「押し」 と、 安全な牌を切って守る「引き」 (= オリ) のどちらを選ぶかの判断 です。 麻雀は 4 人のうち 1 人しか和了できないので、 毎局「攻めるか守るか」 を決める必要があり、 その精度が長期的な成績を大きく左右します。

押し引きの判断基準 (自分の手・相手・局面)

判断材料は大きく 3 つです。 ①自分の手: 聴牌しているか、 打点はいくらか、 待ちは良いか (両面か悪い待ちか)。 ②相手: リーチが入っているか、 ドラや赤ドラの所在、 鳴きの色から打点はどれくらいか、 何巡目のリーチか。 ③局面: 自分と相手の順位や点差、 残り局数、 自分が親かどうか。

基本は「自分の手が良く (聴牌・高打点・良形) 相手が安そうなら押し、 自分の手が悪く (二向聴以下・安手) 相手が高そうなら引き」 です。 その中間の一向聴は、 安全な牌を選びながら手を進める「まわし打ち」 が選択肢になります。

押し引きの具体例

例 1: 自分が満貫の両面待ちで聴牌しているところに他家のリーチ。 こちらの手が十分強いので、 通っていない牌でも切って押すのが基本です。 例 2: 自分は二向聴の安手で、 親からリーチ。 和了までが遠く放銃の代償も大きいので、 現物を切って完全に降ります。

例 3: 一向聴で、 切りたい牌が相手の現物ではないが筋 (スジ) の牌。 点差に余裕があるなら 1 巡だけ押して、 次に危険な牌を引いたら降りる、 といった段階的な判断もあります。 「どこまで押すか」 を事前に決めておくと迷いが減ります。

押し引きと押し率 (データの見方)

Mリーグの選手データでは、 他家のリーチが入った後にまだ通っていない牌をどれだけ切ったかを「押し率」 として集計しています。 押し率が高い選手は攻撃型、 低い選手は守備型の傾向がありますが、 高ければ良いというものではなく、 和了率や放銃率、 平均打点とセットで見ることで、 その選手の押し引きのバランスが分かります。 このページ下部の「押し率が高い選手」 と押し率ランキングで確認できます。

初心者が押し引きで気をつけること

最も避けたいのは「中途半端」 です。 降りると決めたら安全な牌を並べて最後まで降り、 押すと決めたら和了に向かって最短で進めます。 半端に危険牌を 1 枚だけ切って結局手も進まない、 という形が一番損をします。

また、 降りるためには安全な牌 (現物) を何枚か手の中に持っておく必要があります。 序盤から字牌や端の牌を全部切ってしまうと、 いざというときに降りられません。 親のリーチは放銃したときの支払いが 1.5 倍なので、 特に慎重に判断します。

押し引きのメリット・デメリット

MERIT

  • +正確な押し引きが収支を最も大きく改善
  • +勝負所で押せば和了・着順アップ

DEMERIT

  • −判断材料が多く難しい
  • −押しすぎると放銃、 引きすぎると和了機会を逃す

押し引きのMリーグ通算データ

押し率が高い選手 TOP 5 (他家リーチ後の押しの多さ)
  1. 1
    鈴木優
    鈴木優
    U-NEXT Pirates
    15.0%›
  2. 2
    前原雄大
    前原雄大
    KONAMI 麻雀格闘倶楽部
    14.9%›
  3. 3
    菅原千瑛
    菅原千瑛
    BEAST X
    14.8%›
  4. 4
    鈴木大介
    鈴木大介
    BEAST X
    14.2%›
  5. 5
    浅見真紀
    浅見真紀
    赤坂ドリブンズ
    14.1%›
押し率ランキング (全選手) を見る

押し引きのよくある質問

麻雀の押し引きとは何ですか?

押し引きとは、他家のリーチや仕掛けに対して、 自分の手を進めて勝負する (= 押す) か、 安全に守る (= 引く / オリる) かの判断。 自分の手の打点・聴牌速度・待ちの良さ、 相手の打点、 局面 (= 順位・残り局) を総合して決める。

押し引きの読み方は?

「おしひき」と読みます。「押し」「引き」とも呼ばれます。

押し引きの「引き」とツモの「引き」は同じ意味ですか?

違います。押し引きの「引き」は攻めをやめて守りに回ること (オリ) を指し、山から牌を引く「ツモ」の意味ではありません。「引きが強い」(良い牌をツモる) という言い方とは別の言葉です。

鳴いている相手にも押し引きは必要ですか?

必要です。リーチだけでなく、ドラをポンした相手や染め手 (1 種類の数牌だけ、または字牌を加えて作る手) の気配がある相手など、高そうな仕掛けにも押し引きの判断をします。鳴いている相手は聴牌しているかが分かりにくいので、鳴きの数や捨て牌の変化も合わせて考えます。

リーチをかけた後に押し引きはできますか?

できません。リーチ後は手牌を変えられないため、危険な牌を引いても和了牌でなければそのまま切るしかありません。そのため、リーチをかけるかどうかを決める時点で、その局を押し切るかどうかも決めることになります。

押し引きの関連用語・関連する役