戦術

麻雀の安牌

アンパイ / 安全牌 / 安パイ

よみ: あんぱい

安牌とは

安牌 (アンパイ) とは、 他家に放銃する危険が低い牌。 最も確実なのは「現物」 (= 相手の捨て牌と同じ牌で、 フリテンによりロンされない)。 他にスジ・字牌・壁などで安全度を推測する。 オリる時は安牌を選んで切り続ける。

図で見る安牌

リーチした人の河 (捨て牌)
リーチした人の河 (捨て牌) (麻雀の安牌の図)

横向きの牌がリーチ宣言牌。 この河にある牌がこの人の現物になる。

自分の手牌: 現物は確実に安全
自分の手牌: 現物は確実に安全 (麻雀の安牌の図)

枠の付いた 9索・中 は河にある現物で、 この人には確実にロンされない。 1萬・7萬 は河の 4萬 のスジで両面待ちには当たらないが、 嵌張や単騎などには当たることがあり確実ではない。

安全牌とは (放銃しにくい牌)

安全牌 (アンゼンパイ、略して安牌) とは、その牌を切っても他家にロン (放銃) される危険が低い牌のことです。相手がリーチ (聴牌を宣言して 1,000 点を出す) している場面や、高い手が見える場面で、自分の手を進めるより失点を防ぐことを優先するときに切ります。

麻雀の失点の大半は放銃によるものなので、「安全牌を見つけて切る技術」は攻めの技術と同じくらい成績に影響します。相手の待ちは見えないため、捨て牌や場に出ている枚数から安全度を推測するのが安全牌探しの基本です。安全度には段階があり、100% 安全な牌から「たぶん通る」牌まで幅があります。

安全牌の見つけ方 (現物・スジ・字牌・壁)

最も確実なのは現物 (ゲンブツ) です。相手が捨てた牌と同じ牌は、フリテン (自分の捨て牌にある待ち牌ではロンできないルール) によって、その相手からは絶対にロンされません。次に安全度が高いのがスジで、相手が 4 を捨てていれば、両面待ちに限れば 1 と 7 は当たらないという理屈です。ただし嵌張や単騎などの待ちには当たることがあります。

字牌は場に見えている枚数で安全度が読めます。3 枚見えている字牌は単騎待ちでしか当たらず、ほぼ安全です。壁 (カベ) は、ある数牌が場に 4 枚見えていると、その牌を使った両面待ちが存在しないという考え方で、例えば 4 が 4 枚見えていれば 4 を使う 34・45 の両面ターツは作れないので、2 と 3 は両面待ちには当たらなくなります (カンチャン・ペンチャン・シャンポン・単騎には当たります)。

安全牌がないときの対処 (ワンチャンス・共通安全牌)

手牌に現物がないときは、危険度の低い順に切っていきます。ある数牌が場に 3 枚見えている状態を利用するワンチャンス、複数の相手に対して同時に安全な共通安全牌、生牌 (まだ 1 枚も見えていない牌) よりは切られた枚数が多い牌、といった優先順位で選びます。

どうしても安全な牌がない場合は、放銃したときの失点が小さそうな相手 (点数が低そうな手) に対して切る、あるいは自分の手が高いなら押す判断も必要です。「降りると決めたら安全牌を先に確保しておく」のが、上級者に共通する守りの習慣です。

安牌の読み方・別名 (アンパイ・安全牌)

「安牌」はアンパイと読み、「安全牌 (アンゼンパイ)」の略語です。反対の意味の言葉が危険牌 (キケンパイ) で、相手の待ちに当たりそうな牌を指します。安全牌ばかり抱えて手を進める打ち方を「安牌を持ちながら」と表現し、攻めと守りのバランスをとる基本技術として扱われます。

実戦では、リーチがかかる前から「この牌は何に対して安全か」を考えておくと、いざというときに慌てずに降りられます。

安全牌と手作りを両立するコツ (回し打ち)

安全牌を持ちながら手を進める打ち方を回し打ち (マワシウチ) と呼びます。相手のリーチに対して現物やスジの牌を切りつつ、自分の手も聴牌に近づける技術で、完全に降りる (ベタオリ) と真っ直ぐ押すの中間にあたります。

そのためには、序盤から「あとで安全牌になりそうな牌」を 1 枚残しておくのが有効です。例えば場に 2 枚見えている字牌や、相手の捨て牌に多い色の端牌を 1 枚抱えておくと、リーチがかかった瞬間に困りません。ただし安全牌を抱えすぎると自分の和了率が下がるので、残すのは 1〜2 枚が目安です。

安牌のメリット・デメリット

MERIT

DEMERIT

  • −安牌ばかり切ると自分の手が進まない
  • −全員に対する安牌は少ない (= 1 人に安全でも別の人に危険)

安牌のよくある質問

麻雀の安牌とは何ですか?

安牌 (アンパイ) とは、他家に放銃する危険が低い牌。 最も確実なのは「現物」 (= 相手の捨て牌と同じ牌で、 フリテンによりロンされない)。

安牌の読み方は?

「あんぱい」と読みます。「アンパイ」「安全牌」「安パイ」とも呼ばれます。

安牌を切れば絶対に放銃しない?

いいえ。相手がすでに捨てた牌 (現物) はフリテンのルールによりその相手にはロンされませんが、スジや字牌は当たりにくいだけで、嵌張・シャンポン・単騎などの待ちには当たることがあります。また、ある相手に安全な牌でも、別の相手が聴牌していればその人には当たる可能性があります。

安牌と現物は同じ意味?

同じではありません。現物は相手がすでに捨てた牌そのもので、安牌 (安全牌) はそれを含む「放銃しにくい牌」全般を指します。スジや壁、場に多く見えている字牌も安牌として扱われますが、安全度は現物より下がります。

安牌を切ってオリるのは損?

一概には言えません。自分の手が遠く、相手の打点が高そうな場面では、無理に押して放銃するより安牌を切って失点を防ぐほうが良い結果になりやすいと考えられています。ただし毎回オリていては和了できないので、自分の手の価値と比べて押すか引くかを決めます。

安牌の関連用語・関連する役