特殊

麻雀の後付け

アトヅケ

よみ: あとづけ

後付けとは

後付け (アトヅケ) とは、 役が確定していない状態で鳴いて手を進め、 後から役を確定させる打ち方。 例: 役牌の片方をポンして、 後で和了形 + 役を完成させる。 「後付けあり」 ルールでは合法。 Mリーグは後付けあり。 「完全先付け」 等の厳しいローカルルールでは禁止。

図で見る後付け

後付け: 役が無いまま先に鳴く
後付け: 役が無いまま先に鳴く (麻雀の後付けの図)

東場の南家 (自風が南) が、 南 を 2 枚持ったまま 456索 をチーした形。 この時点では、 まだ役が確定していない。

あとから 南 をポンして役が確定
あとから 南 をポンして役が確定 (麻雀の後付けの図)

南 をポンすると自風の役牌 (1 翻) が付き、 5筒・8筒 のどちらで和了しても役がある。 後付けを認めるルール (後付けあり) の場合に和了できる。

後付けとは (役を後から確定させる打ち方)

後付け (アトヅケ) とは、役 (ヤク) がまだ確定していない段階でポンやチーをして手を進め、あとから役を付けて和了する打ち方です。たとえば手牌に役がない状態で萬子の 234 をチーし、その後に役牌の中 (チュン) をポンして役を確定させる、といった進め方が典型です。

「役がない手で先に鳴いてよいか」はルールの取り決めで決まり、後付けを認めるルールを「アリ」と呼びます。多くのフリー雀荘や競技ルールでは後付けありが主流で、喰いタン (鳴いたタンヤオ) ありと合わせて「アリアリ」と呼ばれます。

後付けと先付け・完全先付け (完先) の違い

後付けの反対が先付け (サキヅケ) で、最初の鳴きの時点で役が確定していなければならない、という考え方です。さらに厳しい「完全先付け (完先)」では、和了の時点で役が確定した牌でしか和了できないなど、細かな制約が加わります。

たとえば役牌の中を 2 枚 (対子) 持っただけの手で先に他の面子を鳴き、あとから中をポンして和了する形は、最初の鳴きの時点で役が確定していないので、完先では認められないのが一般的です。後付けありなら問題なく和了できます。取り決めは場によって異なるため、打ち始める前に「アリアリ」か「ナシナシ」かを確認するのが基本です。

後付けの具体例 (役牌の後付け・片和了)

もっとも多い後付けは役牌です。東場の南家が、手牌に南を 2 枚 (対子) 持ったまま、先に 456 索をチーして手を進めます。この時点では役がありませんが、その後に南をポンすれば自風の役牌が確定し、和了できる手になります。

もう 1 つの形が「片和了 (かたあがり)」です。たとえば西と中のシャンポン待ちで、中で和了すれば役牌が付くが西では役がない、という状態です。後付けありのルールでは中でだけ和了でき、西が出てもロンできません (役なしのため)。この片和了を認めるかどうかも取り決めによります。

後付けの戦術的な使い方と注意点

後付けありのルールでは、役が未確定でも「役牌が 1 枚あれば鳴いて進める」判断が成り立ち、手作りのスピードが上がります。ただし鳴いた後に役が付かなければ和了できないので、役牌の残り枚数 (すでに 2 枚切られていればポンできない) や、タンヤオに変化できるかを確認してから鳴くのがコツです。

初心者が陥りやすいのは、後付けの計画なしに鳴いてしまい「形は聴牌なのに役がない」状態になることです。鳴く前に「この手はどの役で和了するのか」を必ず決めてから副露しましょう。役なしの聴牌は流局時の聴牌料は受け取れますが、和了はできません。

後付けの読み方・英語と関連用語

読み方は「アトヅケ」で、「後から役を付ける」がそのまま名前になっています。英語圏でもそのまま atozuke と呼ばれることが多く、後付けという概念自体は日本の取り決め用語です。

関連用語として、役牌の刻子で 1 翻を確保する「役牌」、鳴いてタンヤオを作る「喰いタン」、後付けを認めない「完全先付け (完先)」があります。アリアリ・ナシナシという言い方は「喰いタンあり・後付けあり」「喰いタンなし・後付けなし」の略で、卓のルール確認でもっともよく使われる表現です。

後付けのよくある質問

麻雀の後付けとは何ですか?

後付け (アトヅケ) とは、役が確定していない状態で鳴いて手を進め、 後から役を確定させる打ち方。 例: 役牌の片方をポンして、 後で和了形 + 役を完成させる。

後付けの読み方は?

「あとづけ」と読みます。「アトヅケ」とも呼ばれます。

クイタンにも後付けはある?

あります。鳴いた時点では 1・9 や字牌が手に残っていても、その後にそれらを切って 2〜8 の牌だけにそろえればクイタン (鳴いたタンヤオ) で和了できる、というのも後付けの一種です。後付けとクイタンの両方を認めるルール (アリアリ) で使える進め方です。

役をつける前にドラしかない手になったら?

ドラは和了したときに翻数を増やすだけで役ではないため、ドラが何枚あっても役がなければ和了できません。後付けのつもりで鳴いた手でも、最後に役を付けられなければ和了はできないので、残りの役牌の枚数などを確かめてから鳴きます。

後付けの関連用語・関連する役